2012年4月12日木曜日

Nice to meet you!
初めまして。ブログ更新一人目のタカです。

今回は、私が今いるアイルランドについて書きたいと思います。
アイルランドは人口460万人、面積は7万㎢と、北海道よりも小さな国です。
大きな国立公園に代表されるように、国中が自然であふれています。桜も八重桜が普通に咲いています。
気候はとっても風変わりで、基本的に寒く、5分ごとに雨、曇り、晴れと天気がコロコロと変わります。
名物はカキ料理で、これとギネス、Jamesonの組み合わせは筆舌に尽くしがたい(らしい)。
島国だけあって海産物が数多くあり、日本人には旅しやすいかもしれません。

そしてこっちに来て思ったのは、なんといっても、人々が魅力的であるということ。
アイルランドの人々は話し好きで世話好き。フレンドリーで、パブに行けばすぐに友達になることができます。
ただし英語は訛りがきつめ。現地人のおじさま達の話はとんと聞き取れない。

一方、経済に目を向ければ、アイルランドは『ケルトの虎』時代を終え、経済収縮へと移行しています。
米国資本の流出が原因の一つで、若者も多くブラジルなどに出ていくそう。

日本は自国民がかなりの資本を持つ国だけども、経済収縮の方向へと向かいつつあり、
私はアイルランドに日本の将来を重ねてみてしまいます。

例えば、ホストマザー曰く、アイルランドでは建築ラッシュが終わり、職を失った人も多いらしい。
この場合、恐れなくてはいけないのが技術の伝承が途絶えることだと思う。
実際に日本では、インフラ整備時代、海峡大橋を建造した技術が失われ、
現在のところ大型の橋を造るには、海外から技術者を呼ばなければいけないのだとか。

経済が収縮しても必ず来るインフラなどの大規模改修。日本はそのときに自前の技術で乗り越えられるのだろうか。
国民として、技術者として考え、アイルランドの行く末を見ていきたい、なんて考えてしまう今日この頃です。

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